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米6月貿易赤字、原油輸入急増でも大幅縮小=輸出ブーム続く
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−第2四半期GDP伸び率、+3〜3.5%に上方改定の可能性−
【2008年8月13日(水)】 − 米商務省が12日発表した6月の貿易・サービス収支(季節調整済み)の赤字幅は、前月比4.1%減の568億ドル(約6兆2000億円)と、3カ月ぶりの低水準となった。
市場予想の619億ドルを大幅に下回り、前月(5月)の592億ドルから大幅に改善している。
赤字幅が大幅に縮小したのは、輸入が原油高騰の影響を受けて大幅に伸びたものの、輸出がドル安に助けられて過去最高となったためだ。
また、GDPの算出に使われるインフレ調整後の貿易赤字は5月の435億ドルから10.3%減の391億ドルに縮小、6年半ぶりの低水準となった。
また、第2四半期(4-6月)ベースの赤字幅も前四半期の495億ドルから431億ドルへと大幅に縮小している。
この結果、米国の第2四半期GDP伸び率は、速報値の前期比年率+1.9%から同+3%へ、1%ポイント以上押し上げられると見られている。
また、一部では、リーマン・ブラザーズ証券のように+3.5%に上方修正したところもある。

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