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【ロンドン市場】ユーロ売りも、ロシア報道で反発
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12日ロンドン市場は商品市況の下落、高官発言やグルジア情勢など
様々な材料が交錯し、神経質な振幅をみせた。
◆序盤、ユーロ円売られる 序盤はビニ・スマギECB専務理事の発言を受けユーロが売られた。
ユーロドルは1.48手前まで下落、 ユーロ円も163円台前半と2ヵ月ぶりの安値水準となった。
同専務理事は紙面でユーロ圏経済は予想以上に鈍化した、 今後数四半期は低迷する可能性がある、と述べていた。
◆欧州株軟調なスタート、円買いに 欧州株はUBSの第2四半期決算が予想以上の損失だったことで 金融株を中心に売られ、軟調な取引開始となった。
円高圧力が強まり、ドル円は109円台後半に下落した。
◆ポンド、英CPI上振れも上値重い 英消費者物価指数は前年比が4.4％と予想を大きく上振れしたが、 住宅価格指標が低迷したことからポンド買いは一時的に留まった。
ポンドドルは1.9080台に上昇後、1.8970レベルへと反落した。
その後はレンジ内での神経質な取引が続いた。
◆ロシアの攻撃中止報道でユーロ買いに ロシアがグルジア攻撃を中止との報道が流れると ユーロ買いの動きがにわかに強まり、ユーロドルは1.49台を回復。
ユーロ円は一時164.40レベルと、早朝の安値から1円超上昇した。
ドルも買われてドル円は110円台に乗せた。
株価もニュースを好感して反発し、プラス圏を回復した。
◆オセアニア通貨、商品市況の下落で軟調 各通貨が神経質に上下動を繰り返し、方向性を見出せないなかで、 金や原油が軟調だったことからオセアニア通貨の上値は重かった。
豪ドル円は一時96円割れと約4ヶ月ぶりの安値水準に下落した。
◆米貿易赤字は縮小も、ドル売りに 6月の米貿易収支は568億ドルの赤字と発表され、 予想および前回値から赤字幅が縮小した。
ただし、対中赤字は214.3億ドルへと拡大した。
発表直後はドル買いの反応を示し、ドル円は 再び110円台に乗せたが、すぐに反転して109.70台へと 本日の安値を更新した。
市場では米消費の減退による輸入減が赤字幅を縮小させた との見方をとった模様。
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