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FRB調査:銀行の4-7月期の貸し出し姿勢、一段と消極化
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【2008年8月12日(火)】 − 米FRB(連邦準備制度理事会)が11日に発表した4-7月期の銀行貸し出し動向調査によると、事業者・個人向けの貸し出し基準を厳格化させた銀行の割合が大幅に増加。
貸し出し姿勢が一段と慎重になっていることが明らかになった。
今回の7月調査では、全体の約75%が貸出基準を厳格化させたとし、これは5月に発表された前回の4月調査の約60%を大幅に上回った。
昨年夏から始まった金融市場の混乱の影響が深刻化していることが改めて浮き彫りとなった格好だ。
また、今後の見通しについても、全体の60%が今年下期の貸出基準を厳格化。
さらに、3分の1以上が来年上期も厳格化させるとし、多くの銀行が来年上期まで厳格な貸出基準を維持することが分かった。
同調査は、四半期ごとに、全米の大手銀行の融資担当責任者に対し、貸し出し姿勢についてアンケート調査を実施しているもの。
7月10日から同24日までの調査期間中に、52の国内銀行から回答があった。
貸出基準の厳格化は、与信額の引き下げや貸出金利の引き上げ、審査書類の増加、担保の引き上げ、連帯保証人の要求などとなっている。
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