| スポンサーリンク |
【NY市場】ドル買い進む、欧州通貨は大台割れ
- 記事詳細
-
11日のNY為替市場はユーロドルが今年2月26日以来となる
1.49台割れ、ポンドドルが06年11月22日以来となる1.91台
割れを記録するなど欧州通貨主導でドル買いが進んだ。
前半は需要鈍化懸念やドル高を嫌気し、原油先物が5月2日 以来となる112ドル台まで下落、これを機に株高・債券安 (利回り上昇)が進んだため、ドル高が加速していった。
後半はFRBが民間銀行を対象に実施した与信調査を発表。
調査で融資基準の厳格化が判明すると株高・債券安が一服、 ユーロドル、ポンドドルも買い戻されたが、上値は重く、 主要通貨はドル高水準で揉み合いへと転じた。
◆ドル円上昇、一時110.40付近 ドル円は109.50台から一時110.40付近まで上昇した。
ユーロドル、ポンドドルなど欧州通貨主導でドル買いが 進んだため、ドル円もこの流れに追随する形となった。
後半に入るとFRBの与信調査を機に信用危機懸念が浮上。
ドル円は一時110円割れへと調整したが、その後は 110円台前半に値を戻す形で取引を終えている。
◆欧州通貨 ストップ巻き込み値を崩す 欧州通貨はストップを巻き込む形で値を崩した。
序盤はユーロドルが1.5000付近、ポンドドルが1.9200付近 で小動きとなったが、原油安を機に株高・債券安が進むと 次々と節目を割り込み、ユーロドルは1.4880付近、ポンド ドルは1.9070付近へと下落した。
ユーロドルの1.49台割れ は今年2月26日以来、ポンドドルの1.91台割れは06年11月 22日以来となる。
グルジア紛争の混迷化も地政学的リスク に絡んで欧州通貨売りとして機能しているようだ。
◆クロス円 弱含み、対ドルでの売り波及 クロス円は全般に弱含んだ。
欧州通貨、オセアニア通貨とも対ドルでの下げがきつく、 これが対円にも波及する形となっていた。
ユーロ円は 164円台後半から164円近辺、ポンド円は211円近辺から 210円台前半、豪ドル円は97円台後半から97円近辺へと 水準を切り下げている。
| スポンサーリンク |
