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【東京市場】ユーロ売り先行、ユーロドル一時1.51台に
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8日東京市場は海外市場から引き続きユーロ売りが強まった。
ユーロドルは一時1.51台後半と5ヵ月ぶりの安値に下落した。
ユーロ円も167円台後半から166円台後半へと約1円の下落。
前日の海外市場でトリシェECB総裁がユーロ圏の景気下振れ リスクに言及したことで、ユーロ売りが一気に強まった。
また、オセアニア通貨の下落も目立った。
NZドル/ドルは0.70割れと約1年ぶりの安値を記録、 豪ドル/ドルも0.89台前半と6ヶ月ぶりの安値となった。
東京市場では目立ったドル買い材料は無かったが、 ストップがストップを呼ぶ展開でポジション調整が 急速に進行した形だった。
一方、ドル円はドル買いとクロス円売りが交錯したことで 109円台後半への小幅高に留まった。
◆ユーロドルがレンジブレイク、ユーロ全面安に ユーロドルのストップ注文による急落で、ユーロが全面安の 展開となった。
ユーロドルは1.5195レベルと3月5日以来、 ユーロ円は166.50レベルと7月17日以来、 ユーロポンドは0.7850レベルと8月1日以来の 安値水準を記録した。
後半はユーロ売りの勢いは落ち着いたが、 ユーロポンドが0.78台後半に戻した他は、 ユーロ安水準での取引が続いた。
昨日のECB理事会後のトリシェECB総裁会見で、 今後の景気後退リスクが言及されたことから ユーロ売りが強まる契機となっていた。
テクニカル分析では、ユーロドルの5月初頭から続いた 保ち合い相場が下抜けしたことが指摘されていた。
◆商品市況、原油揉み合いも、金の下落目立つ NY金先物は時間外取引で875ドル割れと一段安。
7日のNY市場ではトリシェECB総裁発言をきっかけに、 ユーロドルが急落、ドルの代替資産としての金が売られた。
終値は877.90ドルと5日連続での下落となった。
NY原油先物は時間外取引で119ドル台後半での揉み合い。
7日NY市場では6日の急落の反動が入った。
118ドル近辺まで下落してからは買いが優勢だった。

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