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NY市場概況 ムードに一旦変化、金融機関の不透明感一服
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2008/04/02(水) 06:09
1日のNY為替市場、新たな四半期入りの初日はドル買い・円売りの
動きが強まった。
材料になったのが、このところ流動性危機の噂も 出ていたリーマン・ブラザーズの資本増強。
転換優先株の発行で40 億ドルの資金を調達すると発表。
事前には30億ドルとの報道もあっ たが、それを上回る規模となった。
またUBSも巨額の評価損を発表 し、大幅な最終損失に陥ると発表していたが、同時に今回の追加損 失に伴う資本不足を補うため、150億スイスフランの追加資本増強を 図るとも述べていた。
この資本増強のニュースに市場は不透明感を一旦後退させたようだ。
また、きょう発表になったシカゴ購買部協会景気指数が予想を上回っ たことも、この雰囲気の中、強いフォローとなった。
リスク回避の動き が後退し、ドル買い・円売りの動きとなった。
きょうの材料に、問題解決の兆候が見えたという印象は全くないが、 今月発表される決算やイベントから、悪材料出尽くし感が出るのでは との期待もあるのだろう。
商品市場は大きく下落、株価も買い戻し、 債券利回り上昇と、市場全体の動きはリバウンドの雰囲気が強まっ ている印象だ。

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