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【ロンドン市場】トリシェ総裁の発言受けてユーロ急落
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7日のロンドン市場は英欧の金利発表を控えた段階では、
買い戻しからポンドやユーロが対ドルで上昇した。
原油が堅調に推移したこともドルを圧迫。
その後、トリシェ総裁が会見で、ユーロ圏経済に弱気な 見方を示したことでユーロ売り・ドル買いが集まった。
対ユーロのドル高がその他の通貨にも波及した。
◆ドル円、米株価先物軟調で上値重い、新規失業保険申請件数はさらに悪化 ドル円は109.63レベルから109.12レベルまで円高・ドル安推移。
米株価先物が軟調に推移したほか、原油も反発しドル円を圧迫した。
米新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったこともドル売りを誘った。
ただ、トリシェ総裁がユーロ圏経済の伸び悩みを指摘し、 ユーロ売り・ドル買いが集まったことで、ドル円の下値は支えられた。
◆ユーロドル、トリシェ発言で急落、ユーロ圏経済の伸び悩みを指摘 欧州中銀の金利発表やトリシェ総裁の会見やを控え、 ユーロドルは1.5442レベルから1.5485レベルまでしっかりと推移。
原油の反発もドル売りを誘った。
トリシェ総裁の会見では、引き続きインフレが警戒された一方で、 ユーロ圏経済の弱さも指摘され、ユーロが急落。
ユーロドルは1.5500レベルへ上昇後、1.5390レベルへ急反落した。
◆ポンドドル、対ユーロのドル買い受けて急落 ポンドドルは1.9473レベルから1.9537レベルへ上昇後、1.9455レベルまで急落した。
ロンドン昼頃にかけては原油の反発がドル売りの手掛かりとなり、 ポンドドルを押し上げたが、トリシェ総裁の発言でユーロ売り・ドル買いが強まり、 ポンドに対してもドルが上昇した。
この日発表された英HBOS住宅価格はややネガティブな結果だったが、 ポンド売りの反応は目立たなかった。

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