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【NY市場】ドル買い優勢、金利・声明発表後は方向感に欠ける
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5日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。
朝方発表されたISM非製造業景気指数に対する反応は 限定的だったが、ドルは原油価格の軟化やFOMCの金利、 声明発表に対する警戒感でジリジリと買われた。
FOMCでは政策金利が予想通り2%で据え置きとなった。
注目の声明文ではインフレリスクが強調される一方、 成長の下振れリスクに対して一定の配慮が示された。
声明文を受けて当面の金利据え置き観測が台頭した。
発表後はややドルが弱含んだが、終盤にはドル買いに 転じるなど金利・声明に対する反応は方向性に欠けた。
◆FOMC声明 インフレリスク強調も、景気配慮示す 5日のFOMC声明はインフレリスクを強調しつつも、景気に 一定の配慮を示す中立的な内容となった。
声明文では、 インフレの「大きな」不確実性が残っている、インフレの 上振れリスクが委員会の重大な懸念であると指摘したが、 前回の声明文で盛り込まれた「成長の下振れリスクは幾分 低下した模様」との文言は削除され、インフレと景気の リスクバランスが調整される形となっていた。
声明文を 受けて市場では当面の金利据え置き観測が強まっている。
◆ユーロドル 1.54台半ばへ下落 ユーロドルは1.54台後半から1.54台半ばへと下落した。
原油価格の下落やFOMCの金利・声明発表に対する警戒感が ドル買いを誘っていた。
FOMCの金利据え置き・声明発表直後 は売買が交錯、1.5440-1.5490レベルで上下動したが、 終盤には1.54台半ばへと軟化、ドル高水準で引けた。
◆ドル円 108円台前半へと上昇 ドル円は107円台後半から108円台前半へと上昇、 NY勢参加後に東京市場での下落分を回復する展開となった。
原油価格の下落、FOMC金利・声明発表に対する警戒感、 NY前半に進んだクロス円の買い戻しがドル円を押し上げた。
ただ、FOMCの金利・声明発表後は方向感に欠けた。
ドル円は発表直後に108円台前半から108円近辺へと軟化、 その後、再び108円台前半に値を戻すなど上下動した。

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