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【NY市場】ドル上下動、FOMC控え様子見へ
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4日のNY為替市場は欧州通貨を中心にドルが上下動した。
序盤はユーロドルなど欧州通貨でドル売り圧力が強まった。
インフレ加速や金融機関の評価損懸念でダウ平均が大幅安、 米債利回りが下落に転じたことがドル安の手掛かりだった。
ただ、中盤には熱帯性暴風雨に対する懸念緩和を受けて 原油先物が急落、一時120ドル割れまで値を崩したことで ダウ平均が急反発、米債利回りも上昇に転じたことでドル が買い戻される展開となった。
終盤に入ると明日のFOMCを 見極めたいとの見方からドル買いが一服。
主要通貨全般で 様子見が強まり、値動きが限られる形となった。
◆ドル円 高値圏を維持、FOMC見極めへ ドル円は序盤、108円を割り込み、107.90台まで軟化したが、 原油急落で米景気不透明感が緩和、ダウ平均が買い戻され、 米最利回りも上昇に転じたことでロンドン市場後半の高値 108円台前半に値を戻す形となった。
市場では明日のFOMCを 見極めたいとの雰囲気が強い。
今回は政策金利据え置きが 確実視されており、声明内容に大きな関心が注がれそうだ。
◆ポンドドル 一時反発も、値を崩す ポンドドルは1.96台半ばから1.9600付近へと値を崩した。
序盤は欧州通貨を中心にドル売り圧力が強まったことで一時 1.97台前半まで値を上げたが、原油急落を機にドル買い優勢 に転じると序盤の高値から一気に値を崩す形となった。
ロンドン市場で伝わった海外企業による英企業買収案の 破談観測や統計開始以来最低となった英建設業PMIの悪化 などがポンド売り要因として蒸し返された模様。

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