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中国の携帯電話市場で躍進目覚ましい“山寨機”とは?(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 最近中国では“山寨機”(さんさいき)と呼ばれる携帯電話が話題となっている。“山寨”とは盗賊や反政府勢力が政府の管理から免れるべく山中に築いて立てこもった砦を意味する。これをもじって政府管理から抜け出た、政府に認定されていない闇の携帯電話を“山寨機”と呼ぶ。 “山寨機”は生産者が勝手に作ったブランド名を使い、既存ブランドの機能や型式を模倣しているばかりか、政府管理から逃避しているので、中国で増値税(VAT)と呼ばれる17%の消費税も支払わないし、研究開発費も不要、広告費や販売促進費も不要である。さらに、製造や代理店販売のコストも臨機応変に調整が可能であることから、最終販売価格が正規ブランド品の2分の1から3分の1の安値になることも珍しくない。

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