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【ロンドン市場】米GDP弱く、ドル売り殺到
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31日のロンドン市場では、
ドル円はクロス円に支えられ堅調に推移。
また原油安もドルをサポートした。
その後、米GDPが市場予想から下ブレしたことで、 ドル安・株安となった。
◆ドル円堅調、クロス円がサポート ドル円は107.76レベルまで下落した後、108.20レベルまで反発した。
投信の新規設定が集中している中、クロス円が堅調に推移し、ドル円を押し上げた。
また昨日大幅に反発した原油価格が軟調だったこともドルをサポートした。
◆英住宅市場の低迷続き、ポンドドルは上値重い ポンドドルは市場予想を下回る英ネーションワイド住宅価格を受けて 一時1.9775レベルまで下落。
その後、対主要通貨でドル安推移となったことで 1.9829レベルまで反発したが、対ユーロでのポンド売り圧力が続き、 上値は抑えられた。
◆ユーロドル堅調、ドイツ銀行の決算は無事通過 ユーロドルは1.5588レベルから1.5638レベルまで、 ユーロポンドは0.7888レベルまで上昇した。
この日発表されたドイツ銀行の決算が市場予想を上回ったことによる 安心感からユーロ買いが優勢だった。
このほか、ユーロ圏CPIは市場予想並の4.1%で反応はなかったが、 統計開始以来過去最高となった。
ユーロ圏失業率は市場予想を上回ったものの、値動きは見られなかった。
◆クロス円堅調、ユーロ円は169.00レベルまで上昇 ユーロ円は168.14レベルから169.02レベルまで円安・ユーロ高推移。
投信の新規設定が予定されていた中、円安推移となった。
ポンド円は英ネーションワイド住宅価格の弱い結果を受けて、 213.40レベルまで下落した後、214.50レベルまで反発した。
◆米GDPは市場予想から下ブレ、新規失業保険申請件数も大幅増 米GDPが市場予想から下ブレしたほか、 米新規失業保険申請件数が市場予想を上回る大幅増となったことで ドル売りが殺到した。
また、ダウ先物は100ポイント近く下落した。
ドル円は107.60レベルまで急落、ユーロドルは1.5685レベルまで、 ポンドドルは1.9885レベルまでドル売りとなった。
◆カナダ、売り材料重なり軟調推移 ドルカナダは1.0210から1.0263レベルまでドル買い・カナダ売りが進んだ。
米GDPや米新規失業保険申請件数は弱かった上、同時刻に発表された カナダのGDPもネガティブな結果だった。
米景気鈍化に最も影響を受けるカナダにとって悪材料が重なった。

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