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【NY市場】雇用指標改善も、原油高でドル売り
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30日のNY為替市場はドル売りが優勢だった。
序盤は7月のADP雇用者数が予想外の増加を示したことで 週末の雇用統計に対する期待感が浮上、ドル買い優勢で 幕を開けたが、ガソリン在庫減少を受けて原油先物が 急反発すると対欧州通貨を中心にドル売りが先行した。
原油高を受けて市場では米景気不透明感が台頭した。
ただし、株式市場は底堅さを示した。
ダウ平均は原油高を 嫌気して一時上げ幅を削ったが、大幅高で取引を終えた。
◆NY市場概況 欧州通貨 対ドルで買い戻し進む 欧州通貨は対ドルで買い戻しが進んだ。
序盤は7月のADP雇用統計が予想外の増加を示したことで ユーロドルが1.5520付近、ポンドドルが1.9750付近まで値を 下げたが、原油先物が急反発すると買い戻しが先行した。
午後にはユーロドルが1.5600台、ポンドドルが1.9830台まで 反発、雇用指標改善を受けたドル買いが大きく縮小した。
◆NY市場概況 ドル円 一時108円割れへと調整 原油高を嫌気する形でドル円は値を下げた。
序盤は7月のADP雇用統計改善を好感して108.30付近へと値を 上げたが、在庫統計発表後に原油先物が急反発したことで 軟調地合いへと転換、午後には一時108円割れを示現した。
終盤にはダウ平均が高値圏に持ち直したことで下げ渋ったが、 戻りは鈍く、108円近辺で様子見が強まった。

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