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市場価格との連動を目指すガソリン業界の苦悩〜高まる東京工業品取引 ...
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7月19日、国内の石油元売最大手の新日本石油は、今年の10月よりガソリンの卸価格を、現在のコスト積み上げ型から市場連動方式へと移行する、との計画を発表しました。
また、23日には出光興産も市場連動性の導入を発表しています。
この両社は新方式の採用で原油高騰の影響で膨らんだコストをより早く転嫁し石油事業の改善を進めることが目的の一つとしています。
それではなぜ、新方式の採用によりコスト転嫁を従来よりも早く進めることができるのでしょうか。
それは、これまでのガソリン小売価格の決定は月ごとに行われていたこと、そして卸価格決定のためのベースとなる原油の価格は1ヶ月〜2ヶ月程度前の水準が採用されたことで生じていた差を埋めることが出来る点にあります。
そして、この差を埋めるために石油業界が動いたのは、国内の石油製品販売の不振が続いていることが理由です。

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