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【東京市場】円高水準揉み合い、株価軟調で
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29日東京市場は、日経平均の大幅安を受けて円高傾向だった。
ドル円は107円台前半の円高水準で揉み合いとなった。
一方、ユーロドルは1.5750近辺、ポンドドルは1.9920-50での 取引が続き、ドル相場は模様眺めが続いた。
◆株安で円高圧力継続も、値動きは小幅 前日の米株式は金融機関の損失拡大懸念や一部米地銀の破綻報道 などにより大幅安となった。
東京市場でも日経平均が一時300円超の大幅安になった。
リスク回避の心理が働き、円買いが先行した。
ドル円は一時107.30レベルと前日からの安値を更新したが、 値動きは小さく、107.30−50のレンジ取引だった。
クロス円もユーロ円169円割れ、ポンド円214円割れと安値を つけたが下値追いの動きは軽微に留まった。
◆日本の失業率4.1%に悪化 日本の6月失業率は4.1%と予想を0.1%ポイント上回り、 前回の4.0%から悪化した。
有効求人倍率も0.91と05年2月以来の低水準だった。
雇用の基調判断は「先行き注意が必要」に下方修正された。
指標発表後の反応は軽微で、ドル円は107.40レベルで 売買が交錯していた。
◆オセアニア通貨、底堅い 日経平均が大幅安となり、円高圧力がみられるなかで、 オセアニア通貨の堅調な動きが目を引いた。
豪ドル円は102.80−103.00で底堅く推移した。
NZドル円も住宅指標の低下で一時80円割れとなったが、 再び80円台を回復するなど下値は堅かった。
昨日と同様、80円割れは個人投資家の買いが観測された。
対ドルではNZドルが一時0.7470近辺へと上昇し、前日海外市場 からの高値を更新する場面もあった。
早朝に発表された6月NZ住宅建設許可は-20.1%と、前回より 小幅の低下だったが、依然として弱い結果だった点は留意したい。

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