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【NY市場】ドル安水準で様子見へ
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28日のNY為替市場はドル安水準で値動きが限定された。
朝方は原油先物がマイナス圏に転じたことでユーロドルなど 対欧州通貨を中心にドル買いが進んだが、金融株主導でダウ 平均が下げ幅を拡大、原油安が一服するとドル買いは縮小、 主要通貨はロンドン市場後半のドル安水準へと転じた。
午後にはダウ平均の下げ幅が200ドルを超えたが、主要通貨 はドル安水準で揉み合いを続けた。
週後半に雇用統計、GDP など注目材料を控えており、様子見も根強かった。
◆ドル円 ロンドン安値下抜け、107.30台まで下落 ドル円はロンドン安値107.50台を割り込み、一時107.30台 まで下落した。
市場では、IMFが金融安定性報告で「米住宅 市場の底が見えない」と指摘し、米国景気の減速が長引く 可能性があると述べたことで不透明感が漂っていた。
東京市場では一時108円台に乗せるなど比較的堅調だったが、 一旦節目に到達したことで達成感も出ているようだ。
先週で米金融機関の決算は一段落しており、今週は週後半の 雇用統計、GDPなどに注目が集まりそうだ。
◆クロス円 株安で弱含み ダウ平均が急反落したことでクロス円は弱含んだ。
個別では豪ドル円、カナダ円など資源国通貨が冴えない。
商品市況の調整が資源国通貨の見通しを暗くしているほか、 豪金融機関の損失拡大懸念、カナダの財政赤字転落など 景気見通しの悪化が資源国通貨のパフォーマンスに影響を 与えているようだ。

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