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【NY市場】クロス円主導、円買い進む
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24日のNY為替市場はクロス円主導の相場展開。
序盤は中古住宅販売件数の悪化でドル売りが進んだが、 発表直後の売買が落ち着くとドル売りが一服した。
中盤に差し掛かるとダウ平均が一段安となったため、 リスク回避的な円買いが加速、クロス円が急落した。
クロス円の下げがドル相場に波及、欧州通貨や資源国通貨 が対ドルで下落するなどクロス円が値動きを主導した。
終盤にはクロス円が下げ渋る一方、ドル円が下落。
最終的に円相場全体で円買いが進む展開となった。
◆ドル円 株安で揉み合い下抜け、107円台前半へ 前半のドル円は107.45-75レベルで揉み合いとなったが、 後半は揉み合い下限を下抜け、107.20付近へと値を崩した。
米株式市場の下落がタイムラグを経てドル円に波及、 先行して下落したクロス円に追随した格好となっている。
目先のポイントとしては200日移動平均線(107円近辺)が 意識されそうだ。
同水準で足場固めとなるか注目される。
◆クロス円 株安で円買い加速 米株一段安を機にクロス円は急落した。
ダウ平均が200ドル超下落した局面でユーロ円は168円割れ、 ポンド円は213円割れ、カナダ円は106円割れ、豪ドル円は 102円台半ば、NZドル円は79円台半ばへと値を崩した。
きょうは米株式市場の下落に加え、NZ中銀の利下げ、英国 の小売売上高悪化、欧州の景況感悪化など米国外の悪材料 も比較的豊富だった。
各国で懸念材料が重なったため、 リスク回避的な円買いを強めた側面もあるようだ。

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