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【東京市場】オセアニア通貨軟調、ドル高止まり
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24日東京市場は、ドルが全般に高値水準で揉み合うなか、
豪ドルやNZドルなどオセアニア通貨の軟調さが目立った。
前日海外市場では、原油安を好感してドルが買われた。
ドル円は108円手前まで上昇したが、東京市場では大台に 乗せきれず、107円台後半での取引が続いた。
ユーロドルも1.5670-1.5710レンジと海外市場からの ドル高水準での取引に終始した。
その中で、NZドルは早朝に予想外の利下げが発表された ことから急落、東京市場でも上値が重かった。
また、原油安の影響は資源国通貨豪ドルの売りを誘い、 豪ドル円に投資家の売りが入ったことから軟調だった。
◆NZドル、利下げで大幅安に NZドルはNZ中銀が政策金利を0.25%引き下げたことで 瞬時に売りが強まった。
NZドル/ドルは0.75台前半から一時0.7410-20レベルへと 急落、NZドル円も81円近辺から80円近辺へと値を飛ばした。
その後の戻りは限定的で0.7450近辺、80.50近辺で抑えられた。
ボラードNZ中銀総裁は、更なる利下げを見込むと述べて おり、NZドル売り圧力が継続した。
◆豪ドル軟調、商品市況の下落で 海外市場で原油や金など商品市況が急落したことから、 資源国通貨の代表格である豪ドルが軟調だった。
早朝にNZドルが売られたことも同地域通貨として波及した。
豪ドル円は103円台後半から103前半へと押し下げられた。
本邦の投資家の売りが観測されていた。
豪ドル/ドルも0.96割れと、前日海外市場の安値を更新した。
◆ドル円、108円手前で揉み合う ドル円は早朝に107.99と108円の大台一歩手前まで買われた。
しかし、同水準を抜けられず、107.60台へと反落する場面が あった。
その後は107円台後半でのレンジ取引となった。
ドル全般には、原油安を好感して買いが先行しているが、 東京市場では利益確定の動きや、クロス円からの売り、 108円をめぐるオプション防戦売りに上値を限定されていた。
ただし、日経平均が300円近い大幅高となったり、米小売大手 ウォルマートがサムライ債を発行するなど円安材料もあり、 下値は底堅かった。

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