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サブプライム危機と石油バブルがもたらす破壊と創造(山崎養世の「東奔西走」)
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- 今年の世界経済は、大乱です。昨年から始まった米国発のサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題は、欧州の金融機関にも広がりました。金融機関の損失が明らかになり、米国の消費を支えてきた不動産が上昇から値下がりに転じました。そして、信用不安と消費減退のダブルパンチの懸念から、米国発の世界株安が始まったのが昨年の8月です。 昨年は、金融政策をつかさどる連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は事態を甘く見ていました。バーナンキ議長が政策金利の低下を渋るたびに、米国株が下落する事態が続き、そのたびに、世界の株式と不動産の市場が打撃を受けました。 世界経済と株式市場を覆った新たなリスク 今年1月に入ると、米国発の連鎖金融不安の危険を理解したバーナンキ議長は、グリーンスパン前議長の時代以上の、1週間余りで1.25%という、大幅で急激な政策金利の引き下げに踏み切りました。

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