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【NY市場】原油急落でドル買い加速
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22日のNY為替市場は、フィラデルフィア連銀総裁が早期
利上げの姿勢を示したため、ドル買い優勢で幕を開けた。
ダウ平均はワコビアの決算を嫌気して下落して始まったが、 ドル高を契機に原油先物が急落すると買い戻しが進み、 昼前にはプラス圏へと持ち直した。
原油急落で米国景気の 先行き懸念が緩和したため、ストップロスを巻き込む形で ドル買いが加速した。
ドル円が107円乗せ、ユーロドルが 1.58台割れとなるなど主要通貨でドル買いが大きく進んだ。
◆ドル円 107円突破、200日移動平均に乗せる ドル円は地区連銀総裁のタカ派的発言、原油急落などを受け 一時107円台半ばへ急伸した。
6月中旬から強いレジスタンス として機能していた200日移動平均線(107.10)を抜けたため、 テクニカル的には上値が意識されやすい状況となっている。
先週のドル安局面では原油高と金融不安が話題となったが、 現在は原油が最高値から18ドル超下落、米金融機関の決算も 一段落するなど安堵感が出ている。
米国景気の先行き懸念が 払拭されたわけではないが、過度の悲観論は後退しつつある。
原油や今後の決算次第で上値を試す可能性もありそうだ。
◆ユーロ円 ユーロドル急落で軟調地合い続く ユーロ円は169円台半ばから169円台前半へと軟化した。
原油急落を機にダウ平均は反発、プラス圏へと浮上したが、 円売りの反応は乏しかった。
前半の取引でユーロドルが 1.58台後半から1.57台半ばまで急落したため、ユーロ円を 押し下げる要因となった。
市場では最高値となる170円乗せを 期待する声も根強かったが、きょうは期待外れに終わった。
170円で大規模なオプションが観測されていることもあり、 同水準手前ではオプションの防戦売りも根強いようだ。

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