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【ロンドン市場】フィラ連銀総裁の発言でドル急反発
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22日のロンドン市場はドル安・株安の展開の後、ドルが反発。
ワコビアの決算内容が事前予想以上に悪かったため、 ドル売り・株売りとなった。
その後、フィラデルフィア連銀総裁が 利上げの必要性を主張したことで、ドル買いが集まった。
◆ドル円 プロッサー発言で急反発 ロンドン市場の前半、ドル円は106.55レベルから106.05レベルまで下落。
ワコビアの決算発表を控え、ポジション調整の円買いが入ったほか、 同社の決算内容が市場予想以上に悪く、下げ幅を拡大した。
原油価格の反発を受けてドル売りが入る場面もあった。
ただ、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が 「非常に緩和的な金融政策は反転させる必要がある」と述べたことで ドルが急反発。
ドル円は106.85レベルまで切り返した。
原油価格の下落もドルをサポートした。
◆クロス円 株安が圧迫するもドル円の上昇がサポートに ユーロ円は169.70レベルから169.03レベルまで、 ポンド円は213.44レベルから212.85レベルまで軟調に推移した後、反発。
欧州株式市場が軟調だった上、ワコビアの決算が予想以上に悪く、 減配も発表されたことがクロス円を圧迫した。
その後、ドル円が急反発したことでユーロ円は169.60レベルまで ポンド円は213.72レベルまで水準を切り上げた。
◆ポンドドル、上昇後に急反落、フィラ連銀総裁発言が重し ロンドン昼にかけてポンドドルは2.0005レベルから2.0070レベルまで ポンド高・ドル安推移。
フィックス絡みのポンド買い観測があった上、ワコビアの決算を受けて ドル売りの動きも加わり、水準を切り上げた。
ただ、フィラデルフィア連銀総裁の発言が伝わると、1.9985レベル まで急反落した。
◆ユーロドル、もみ合い後に急落 ユーロドルは1.5908-43レベルの狭いレンジ内で振幅した後、急落。
原油価格の反発や米ワコビアの決算発表を受けてドル売りが圧力が 強まる場面もあったが、ユーロ円が軟調に推移したため、上値が 抑えられた。
その後、フィラデルフィア連銀総裁が利上げの必要性を示唆したことで ドルが急伸。
ユーロドルは1.5870レベルまで下落した。
◆ドルカナダ プロッサー発言受けて堅調 ドルカナダはカナダの小売売上高が市場予想を下回る伸びだったほか、 フィラデルフィア連銀総裁が利上げは必要との見方を示したことで ドル高・カナダ安推移。
ドルカナダは1.0010レベルから1.0055レベルまで水準を切り上げた。

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