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【NY市場】ドル下落、原油高・株安、企業決算悪化を嫌気
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21日のNY為替市場ではドル売りが優勢となった。
序盤はバンカメの決算が市場予想を上回ったことを背景に ドル買いが進んだが、その後は原油価格の上昇や金融株で 利益確定売りが進んだため、ドル売り優勢に転じた。
先週のJPモルガン、シティグループに続き、銀行大手の決算 が市場予想ほど悪化しなかった点は好感されたが、現状では ドルを積極的に買い進める雰囲気はないようだ。
終盤には、 アメックスなど米大手企業数社が市場予想を下回る決算を発表。
発表直後はストップを巻き込む形でドル売りが加速した。
◆ドル円 ロンドン安値に急反落 ドル円は107円台を割り込み、106.40台まで下落した。
原油高・株安に加え、取引終了後に発表された米企業決算の 悪化が嫌気され、週明けのロンドン市場安値まで値を戻した。
バンカメの決算で金融株に対する見方は改善しつつあるが、 終盤に発表されたアメックスの決算は1株利益が市場予想を 大きく下回るなど悪化している。
今週も先週ほどではないが 米金融機関の決算発表が相次ぐ見通し。
企業決算をめぐって 神経質な値動きとなる可能性も意識したい。
◆クロス円 小動き クロス円は小動き。
ユーロ円は169.40-169.80付近、ポンド円 は213.00-213.60付近、豪ドル円は103.90-104.20で振幅した。
米株式市場が下落したことで上値は重かったが、下値も限定的。
序盤から終盤にかけて方向性に乏しい展開となり、レンジ相場 を形成した。
市場では、ユーロ円の170円ちょうどで大規模な オプション・バリアが観測されている。
次の節目として関心を 集めそうだ。

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