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【ロンドン市場】米シティの決算でドル買いに
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18日ロンドン市場の注目は米シティの決算発表だった。
序盤は決算に対する警戒感からドル売り・円買いの 動きが見られ、欧州株も金融株主導で軟調に始まった。
しかし、株価が下げ渋ったことから為替市場も反転、 ドル買い・円売りの動きとなった。
欧州株がスタート地点に戻したことで、為替相場も 序盤の動きを消してレンジ相場を形成した。
注目の米シティの決算は、予想ほど悪化しなかった。
一気に米株価指数先物が上昇、欧州株も金融株が大幅高 になりプラス圏へと大きく上昇した。
ドル買いおよび円売りの反応が強まった。
◆ドル円、一時106円割れも、米シティ決算で106円台後半に ドル円は東京市場後半の株安の動きを受けて、 ロンドン市場早朝に106円を割り込む動きから始まった。
欧州株安も106円近辺は底堅く、株価下げ渋りとともに 106.50近辺まで戻した。
米シティの予想を上回る決算で、 106.80近辺へと上昇し、本日の高値をつけた。
クロス円も同様の値動きとなり、ユーロ円は168.20近辺へ と下げた後は、徐々に上昇して、決算後には169円台乗せ へと高値を更新した。
ポンド円も211円台後半から213円近辺へと堅調だった。
◆ユーロドル、1.58台で激しく上下動 ユーロドルは、ドル相場と欧州株の強い連動性を示した。
序盤は株安懸念からドル売りが強まり一時1.5890レベルの 高値をつける動きとなった。
欧州株が軟調から下げ渋ると 1.5830近辺へ反落。
米シティー決算を警戒して再び株価が 軟調になると1.5870台へ反発した。
米シティ決算発表後は再び値を下げ、1.5820台と本日の 安値水準まで下落した。
ロンドン市場では1.58台の中で2往復したことになる。
◆米シティの決算、予想よりも小幅の損失に 東京時間19:30に注目の第2四半期決算が発表された。
以下、結果をまとめると、 継続事業1株損失0.49ドル-予想損失0.60ドル。
第2四半期の人員削減数は6000人。
純損失22億ドル。
1株損失0.54ドル。
証券・銀行関連の評価損72億ドル。
中核的自己資本(Tier1)比率は8.7%、など、 事前の市場予想ほどの損失とはならなかった。
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