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FRB議長 証言内容事前公表
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- アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会のバーナンキ議長は、議会下院で金融政策に関する証言を行うことにしており、その証言内容が事前公表されました。バーナンキ議長は先月、大規模な資金を供給する今の量的緩和を年内に縮小する可能性を示しており、証言でもこうした可能性を改めて指摘しました。ただ、量的緩和の縮小のテンポは経済情勢しだいだとして、雇用の改善を確認したうえで判断するという考えを強調しました。その一方で、失業率はなお高く低下のペースも緩やかで、「当面、極めて緩和的な政策を維持することが適当だ」と指摘しました。また今後、量的緩和を終了してもゼロ金利政策を通じて緩和を推し進め、景気回復を後押ししていく姿勢を明確にしました。これによって、FRBが一連の金融緩和策を早いペースで転換していくのではないかという市場の一部の観測を抑えるねらいがあるものとみられます。
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