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【NY市場】原油・金融決算睨んでの展開
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18日のNY為替市場は原油相場と金融機関の決算発表を
睨んでの相場展開だった。
序盤は原油高を嫌気してドル が弱含んだが、原油先物が下げに転じ、午後にかけて 下げ幅を拡大すると、米経済の先行き懸念が緩和した としてドル買いが加速した。
原油急落を機にダウ平均は 上げ幅を拡大、一時200ドル超上昇した。
寄り付き前に 発表されたJPモルガンの決算が予想を上回ったことも 株価上昇を後押しした。
ただ、終盤にはメリルリンチの 決算発表を警戒してドル買いが縮小した。
取引終了後に メリルリンチが発表した決算は予想以上の損失を記録。
発表後はドル売りが進み、原油急落で進んだドル買いは 大幅に縮小した。
◆NY市場概況 前半はドル買い・円売り 原油急落を機に前半はドル買い・円売りが加速した。
ドル円は105円台半ばから107円台前半へと急伸、 ユーロドルは1.58台後半から1.57台後半へと急落した。
寄り付き前に発表されたJPモルガンの決算が予想を 上回ったことで金融株に対する懸念が緩和、これに 原油急落が加わったことで不安材料が一気に後退した。
ダウ平均が急伸した局面で、ポンド円は213円台半ば、 ユーロ円は169円台前半まで値を上げた。
◆NY市場概況 後半はメリル決算睨んでの推移 後半はメリルリンチの決算を睨んでドル買い・円売り が縮小した。
メリルは元々損失懸念が強く、決算前に ポジション調整が先行する展開となった。
実際に発表 された決算も悪かったことで、メリルの決算発表後は ドル買い・円売りが一段と縮小。
終盤にはドル円が 106円台前半へと下落、ユーロドルが1.58台半ばへと 上昇している。
ウェルズ・ファーゴ、JPモルガンと 好決算が続き金融株に対する雰囲気も改善していたが、 メリルの決算は金融不安を再燃させる可能性もある。
きょうはシティグループが決算発表を行う見通し。
メリル同様、損失懸念が根強いだけに要注意か。

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