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長期金利 最近の推移は
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- 長期金利の代表的な指標となっている償還までの期間が10年の国債の利回りは、去年4月以降、0.7%から0.8%前後の水準で安定して推移していました。しかし、ことしに入って、日銀の金融緩和への期待が高まると大量の国債が買われるという見方から国債を買う動きが強まりました。そして、日銀が大規模な金融緩和に踏み切った直後の先月5日には、過去最低の0.315%まで下がりました。その後、利益を確定させようと国債を売る動きが強まり、一気に0.6%台にまで上昇するなど、長期金利の動きは不安定になりました。今月に入り、円安株高が続くなかで、国債を売って株式などに資金を振り向ける動きが強まり、長期金利は15日に0.920%まで上昇します。そして、23日、長期金利が、一時、1%まで上昇したのはアメリカの金利変動がきっかけでした。22日にアメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が国債などを買い入れて行っている金融緩和を今後、縮小するのではないかという見方が広がったことで、アメリカの国債が売られ、長期金利が2%台に上昇。これにつられる形で日本の長期金利も一段と上昇し、23日、およそ1年2か月ぶりに、一時、1%をつけました。
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