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なぜ年金はこれほどの危機を迎えたのか(山崎養世の「東奔西走」)
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- 前回までに、政府が日本国民から預かった厚生年金や国民年金の資産の運用に巨大なブラックホールが開いていること、そして、単に市場の下落ではなく、年金を運用する体制や仕組みに重大な構造的問題があることを説明いたしました。 これまでにも、年金の構造改革は行われました。それなのにいったいどんな問題が積み残され、どこを変える必要があるのでしょうか。前の改革を振り返って検討してみましょう。 1994年まで、ほとんど日本の債権と株式で運用されていた年金 年金の第1次構造改革と言うべきものは、1994年から1996年になされました。私が94年にゴールドマン・サックスに移って心血を注いだのも、この時の年金改革でした。

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