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米国人は生活水準を落とすしかない(J・W・チャイ「コスモポリタンの眼」)
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- 原油高、食糧難、金融不安、天候不順、宗教や資源をめぐる地域紛争。世の中が騒然としてきた。誰も遭遇したことがない凄まじい大嵐「パーフェクトストーム」が吹いている。 これまでの生活は「偏在」の下に成り立っていた こうなると、世界の人々、とりわけ先進国の人たちは将来に向けて覚悟が必要だろう。もともと先進国の生活水準は様々な「偏在」の下に成り立っていた。石油、天然ガス、食糧、水などあらゆる資源は、世界中にあまねく存在するわけではない。それでも、これまでやってこれたのは、一部の人たちだけが、それを享受できる社会だったからだ。 大雑把に言えば、60億人を超える世界人口のうち、先進国に住む約10億人が裕福に暮らし、残りの50億以上が惨めな生活をしていた。

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