| スポンサーリンク |
2%の目標 委員9人中2人が反対
- 記事詳細
- 日銀は、22日まで開いた金融政策決定会合で、2%の物価上昇率を新たに「目標」と明確に定めた、政府との共同声明を決め、デフレからの脱却に向け、政府・日銀による連携強化を打ち出しました。今回の金融政策決定会合では、政府との共同声明など異例の政策を決めたこともあって、委員の間で意見が分かれました。期限を定めずに国債などを買っていく、新たな金融緩和の強化策については、9人の委員全員が賛成しました。しかし、2%の物価上昇率の目標については、9人の政策委員のうち、エコノミスト出身の佐藤委員と木内委員の2人が反対票を投じました。反対理由の詳細は公表されませんが、市場では、2人の委員が2%の物価目標の実現性を疑問視して反対したのではないかとみられています。また、経済学者出身の宮尾委員から、金融緩和を続ける目安として、「消費者物価の前年比上昇率2%を見通せるようになるまで継続する」という議案が提案されましたが、宮尾委員以外の委員が反対して、否決されました。
| スポンサーリンク |
