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米財務長官、ファニーメイとフレディマックの支援表明=国有化否定
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−2社の株価下落止まらず=上院、住宅法案可決の中で−
【2008年7月13日(日)】 − 金融機関から買い取った住宅ローンの証券化やモーゲージ債の保証を行う、いわば、米国の住宅金融の要となっているファーニーメイ(米連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(米連邦住宅貸付抵当公社)に対する信用懸念が依然、続いている。
先週末(11日)のファニーメイとフレディマックの株価は、ヘンリー・ポールソン財務長官の支援発言で、下落ペースが鈍化したものの、それぞれ前日比22%安の10.25ドル、同3.1%安の7.75ドルと3日連続の大幅下落となった。
いずれも1991年以来の17年ぶりの低水準にまで値を下げている。
両社の株価は紙くずも同然となっている状況には変わりはなく、11日の株式オプション市場では、ファニーメイのプットオプションで最も出来高が多かったのは行使価格5ドルの7月物(3万0204枚)で、オプション料は前日比0.55ドル高の0.65ドルに上昇した。
これは、株価が4.35ドル以下に下落すれば、5ドルで株を売却して、0.65ドルのオプション料を支払っても儲けが出る水準だ。

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