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【ロンドン市場】 原油先物最高値更新と株安、ドル売り・円買いに
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11日ロンドン市場は原油先物が146ドルに迫る水準へと上昇、
最高値を更新、ドル売り圧力へとつながった。
欧州株、米株価指数先物はプラス圏で推移していたが、 原油高にしたがって軟化し、マイナス圏へと反落した。
株価下落には原油上昇の他、米住宅金融公社株の暴落も 一因となった形で金融市場の不安感が増幅した。
ユーロドルは原油先物の上昇につれて、1.57台後半から 1.58台前半へと買われた。
その後、1.58を割り込む動きもあったが、ドル全般に売り圧力 が続き、1.5830レベルへと高値を伸ばした。
ドル円は107円台前半でじり安の動きから始まり、 107円近辺へと軟化してしばらく揉み合った。
米株価指数先物が前日比100ドル超下落となると、 リスク回避の圧力が強まり、106.85−90割れから 106.50割れへと急落した。
クロス円は、ほぼドル円と同様の値動きを示した。
ユーロ円は106.00-30の揉み合いが続き、原油上昇には 反応薄だったが、ドル円の急落に伴って168.50割れへと下げた。
ポンド円は211.50-212.00レンジから211円割れへ急落した。
◆原油先物、最高値更新 原油先物は141ドル台後半とほぼ前日NY終値水準から 取引が始まった。
特段の大きなニュースが流れないまま 着実に値を上げて、一時145.98ドルと最高値を更新した。
ロンドン市場だけで、4ドル超の大幅上昇となった。
市場ではブラジルの石油関連のストやイスラエル空軍の演習 などの説明もあったが、後付けの感が強かった。
◆ドルカナダ、加雇用統計の下振れで一気に買われる ドルカナダは原油高には大きく反応せず1.01近辺で揉み合った。
東京時間20時に発表された6月のカナダ雇用統計が予想を 下回ったことでカナダ売りが強まった。
ドルカナダは1.01近辺から1.0170台へと上昇した。
カナダ円は106円近辺から105円台前半に下落し、 その後の円買いの動きでさらに104円台半ばへと2段下げになった。
6月の雇用者数は5千人減と予想の8千人増を下回った。
また、失業率も6.2%へと上昇した。
◆米株価指数先物、ダウ平均先物100ドル超の下落に 原油先物の急騰が株式市場の地合を悪化させ、 前日比変わらずの水準からマイナス圏へと株価先物が下げた。
さらに、米住宅金融公社のフレディマックが36%安と パニック的に下落したことも株価指数の上値を重くした。
ダウ平均先物は100ドル超の大幅安になった。

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