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変化の時代のリーダーシップ(1)「情」から「理」へのシフト(御立尚資の「経営レンズ箱」)
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- 明治から昭和にかけての言論人、徳富蘇峰(とくとみそほう)は、日本初の「ジェネレーション論」を繰り広げたことでも知られている。1887(明治20)年に刊行された『新日本之青年』という著書の中で、当時の政官民の指導者層を「天保(生まれ)の老人」と呼び、彼らが社会の実権を握っていることが諸悪の根源であり、「明治の青年」は彼らに従うのではなく、自らが彼らを導くようにならねばならぬという論を展開した。 では、天保生まれのリーダーたちとは、どんな人々だったのだろうか。木戸孝允(桂小五郎)は、1833(天保4)年の生まれ。1835年には福沢諭吉、坂本龍馬が生まれている。その後井上馨、山縣有朋、高杉晋作、伊藤博文という錚々たる面々が続く。

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