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【NY市場】株急落、ドル売り・円買い
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9日のNY為替市場ではドル売り・円買いが進んだ。
前半は原油高や金融不安を背景にドル売りが先行、 イランのミサイル試射問題で原油先物が買われたこと、 メリルリンチの評価損拡大懸念や格付け見通しの変更が 米国経済に対する不透明感を強め、ドル売りに繋がった。
後半にはドル安が小康状態となったが、ハイテク株や 金融株主導で株安が進んだことで円買いが強まった。
原油先物は上げ幅を縮小、ほぼ横ばいで取引を終えたが、 ダウ平均は一時240ドル超下落し、急反落した。
◆NY市場概況 ドル円、107円割り込む ドル円は107円を割り込み、106.70付近まで下落した。
前半は原油高や金融不安を背景としたドル売り、 後半は株安を背景とした円買いがドル円の重しとなった。
前半まちまちとなっていたクロス円は株安進行で売られ、 ユーロ円は168円近辺、豪ドル円は102円近辺へ下落した。
◆ユーロポンド軟調、景気下振れリスクが背景 ユーロポンドは0.7970付近から0.7930付近まで下落した。
オルドネス・スペイン中銀総裁が第2四半期のユーロ圏の 経済成長率がマイナスとなっても驚かないと発言するなど 成長下振れ観測がユーロ売りポンド買いを促していた。
きょう発表された独仏伊3カ国のシンクタンクによる 共同経済見通しでは第2四半期のユーロ圏経済成長がゼロ 成長となる可能性もあると指摘されていた。
英国ほど ではないが、欧州の景気不透明感も強まっているようだ。

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