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【ロンドン市場】 欧州株堅調で、円安傾向
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9日のロンドン市場は、欧州株が堅調だったことから
円安の動きが続いた。
序盤は、イランのミサイル試射のニュースの影響で ドル売りが強まる場面があったが、すぐにドルが買い戻された。
ロンドン早朝にドル円は107円近辺まで下落する場面が あったが、107円台半ばへと反発した。
欧州株が各指数とも1%超の上昇となったことが、 円売り材料になった。
クロス円も堅調で、ユーロ円は168円台前半から後半へ、 ポンド円は211円台前半から212円近辺へと上昇した。
欧州株の堅調な背景としては、前日のNY市場で バーナンキFRB議長が大手証券に対する融資を09年まで 延長するなどの対応策を打ち出したことが好感された。
英RBS、HSBCなど金融株主導で欧州株価指数は上昇した。
◆ドルは振幅、東京市場からはドル安傾向に 一方、ドル相場は振幅をみせた。
ユーロドルは1.5660-1.5730レンジ、ポンドドルは 1.9670-1.9750での往来相場だった。
原油先物がミサイル報道で136ドル台から138ドル台へと 上昇したことでドル売り圧力が強まる場面もあり、 各主要通貨とも東京市場前半の揉み合い水準からは ドル安方向に水準が調整された。
特に、ドルカナダは原油高に比較的素直な反応をみせ、 1.01台後半から一時1.0150割れへとほぼ一方通行で 軟化した。
◆欧州経済指標には反応薄 英欧の経済指標の発表に対してはほとんど反応が無かった。
5月英商品貿易収支は74.94億ポンドの赤字となり、 前回値75.27億ポンドから改善も、市場予想74億ポンドは 上回る結果だった。
また、ユーロ圏の第1四半期GDP確報値は前期比+0.7%、 前年比+2.1%といずれも0.1%ポイント下方修正された。
◆カナダ住宅着工件数強く、カナダ買いに 一方、カナダドルは自国の経済指標に素直に反応した。
6月カナダ住宅着工件数が217.8千件と予想216千件を 上回ったことで、瞬時にカナダ買いの反応をみせた。
ドルカナダは1.01台半ばから1.0120近辺へ一段と下落、 カナダ円は105円台後半から106円台乗せへと買われた。

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