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【NY市場】原油安・株高、前半にドル買い進む
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8日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。
バーナンキFRB議長が証券会社向けの連銀貸出を 2009年まで延長する可能性があると述べたことで 信用不安が後退したほか、原油先物の大幅続落で 米国株が上昇するなど米国景気に対する不透明感の 改善がドル買いを後押しした。
ただし、ドル買いは 前半に限られ、後半は様子見が強まった。
取引終盤には金融株主導で米国株が一段と買われ、 ダウ平均が150ドル超上昇したが、ドル買いは限定的。
今週は大きなイベントがなく、相場のテーマが不透明。
ドルの方向性を探るには難しい週となりそうだ。
◆バーナンキ発言、株価上昇で円安傾向 円相場はバーナンキ発言で信用不安が後退したこと、 取引終盤に米国株が一段と買われたことを受けて 円安傾向で推移した。
ドル円は107.50台まで上昇し、 ロンドン市場の安値から1円強反発した。
クロス円は高金利通貨を中心に円安傾向となり、 豪ドル円は102.60付近、NZドル円は81円近辺へ 値を上げた。
◆ドル買い戻し、ユーロドルは1.56台前半まで値を崩す ユーロドルは一時1.5630台まで下落した。
原油先物が大幅安となったことで米景気不透明感が後退、 ロンドン市場後半の流れを引き継いで買い戻しが進んだ。
きょう発表された5月中古住宅販売成約指数は予想以上に 悪化したが、原油安が株安の動きに歯止めをかけたため、 ドル売りの反応は限定的だった。

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