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【ロンドン市場】欧州株安で円高ドル安も、原油安、FRB議長発言で戻す
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8日ロンドン市場は、日本・アジア株の大幅安を受けて
欧州株も2%超の大幅安で取引された。
前日の米株式が、住宅金融会社の業績不安から下落した ことがきっかけになっていた。
為替市場では、リスク回避の動きが強まり、ロンドン早朝 から円買いの動きが強まった。
ドル円は107円割れから一時106.25レベルへと下落した。
ユーロ円は168円を割り込むと167円台前半へと下落、 ポンド円も211円台前半から210円台前半へと売られた。
ロンドン昼の時間帯からはポジション調整の動きがみられ、 円買いは一服、欧州株も次第に下げ渋りとなっていった。
G8関連の発言の中で、サルコジ仏大統領が、米大統領と ドル安に対する懸念を共有している旨の発言が報道されると ドルに買い戻しの反応がみられた。
ドル売りおよび円買いの流れが反転しはじめた。
ドル円は106円台半ば、ユーロ円は167円台後半、 ポンド円は211円近辺へと下げ幅を縮小した。
◆バーナンキ発言で、円売りに NY市場早朝、米連邦預金保険公社での会合で、 バーナンキFRB議長が「証券会社への貸出を09年まで延長する」 と発表したことで、米株価指数先物が反発、 円売りの動きが一段と強まった。
ドル円は107.30レベルと東京市場での高値を更新、 ユーロ円168円台乗せ、ポンド円211円台後半へと上昇し、 ロンドン市場序盤の円買いの動きを消した。
◆原油相場の下落、ドル買いを後押し 原油先物は、ロンドン市場序盤に142ドル台半ばで取引されたが、 次第に売りが強まり、NY市場序盤には138ドル台半ばへと下落した。
原油先物の下落がドル買いを後押しした。
G8で食糧価格の高騰などインフレに強い懸念を表明したことが 利益確定を急がせた面も指摘されよう。

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