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【NY市場】金融不安がドル買い打ち消す
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7日のNY為替市場では金融不安を背景にドル安が進行、
海外市場で進んだドル買いが一気に吹き飛ぶ展開となった。
序盤は原油安・株高を背景にドル買い優勢で幕を開けたが、 中盤に金融株主導で株式市場が値を崩すと雰囲気が一変。
ドルが全面安となったほか、債券市場で逃避買いが先行、 円買い圧力が強まるなどリスク回避的な動きが強まった。
市場では住宅金融大手のファニーメイ、フレディマックが 評価損を計上、資本増強を迫られるとの観測が出ていた。
◆ユーロドル 1.57台半ばに急反発 ユーロドルは1.56台前半から1.5750台へ急反発した。
週明けのロンドン市場では1.5610レベルまで下落。
先週末の終値と比べ一時100ポイント近く下落したが、 金融不安を契機に米株式市場が急落、米国債利回りが 急低下した局面で買い戻しが進む格好となった。
終盤には米国株が下げ渋ったことで上げ幅を削ったが、 週明けの東京、ロンドンでの下落分をほぼ回復している。
◆ドル円 一時107円割れ、株安一服で下げ渋る ドル円は一時107円を割り込み、106.70台まで下落した。
株式市場の急落がドル安を誘発したほか、リスク回避的な 円買いの反応をもたらしていた。
取引終盤に入ると株安が 落ち着きを見せ始めたことでドル売り・円買いが緩和、 ドル円は107.30台まで反発したが、その後の戻りは抑制 された。
クロス円もドル円同様、株価動向を睨んでの展開。
ポンド円は211円近辺から212円近辺、豪ドル円は 102円近辺から102円台半ばで上下に振幅した。

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