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【東京市場】 イベント終了、米3連休で動意なし
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4日の東京市場は、前日の海外市場での大きなイベント明け、
さらに本日が米国の独立記念日で主要な米金融市場が休場に
なることから、終日、模様眺めの相場展開となった。
昨日の海外市場では米雇用統計がほぼ事前予想通りの 弱い結果となり、米利上げ観測が後退した。
しかし、市場は織り込み済みとしてドル売りの調整の 反応をみせた。
その後のトリシェECB総裁会見では追加利上げについて の明言が無く、ユーロ売りが一気に強まった。
ユーロドルは1.57割れと、米雇用統計発表時から 約200ポイントの大幅下落で今週の上昇幅を消した。
その他の主要通貨もこの流れに追随してドル買いが 先行した。
◆ドル相場、ドル高水準での小動き 東京市場早朝は、NY市場終値水準から一段のドル高を 試す動きから始まった。
しかし、ドル円は106.80レベル、ユーロドルは1.5670レベル までの値動きに限定されて大きな動きにはならなかった。
その後は緩やかにドルが軟化し、ドル円は106.60まで ユーロドルは1.5720近辺へと戻した。
◆クロス円、高金利通貨が堅調 クロス円は日経平均がプラス圏からマイナス圏へと転落 したことには反応薄だった。
オセアニア通貨など高金利通貨を中心にしっかりと した値動きになった。
豪ドル円は102.40レベルから102.70レベルへ上昇、 NZドル円は80.60レベルから80.80レベルへとじり高だった。
昨日のトリシェECB総裁の会見では、今後の金融政策は 中立であるとされ、今後の利上げ期待が後退した。
相対的に高金利であるオセアニア通貨が買われ易いとの 見方が広がった。
また、通貨オプション市場ではイベント終了で ボラディリティーが急落、予想変動率の低下は リスク選好の取引にとっては好条件との意見もあった。
◆原油先物、高値水準で揉み合い 原油先物は時間外取引で145ドル前半での取引だった。
昨日の海外市場では一時145.85ドルの最高値を記録、 本日も底堅い推移となった。

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