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“手抜き工事”のニュースより地震災害救助で活躍した「英雄少年」の報道を(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 2008年5月12日に発生した四川大地震から1カ月半が経過した6月27日の夜、北京で“抗震救災英雄少年”(=地震災害救助英雄少年)の表彰式典が国営の中央テレビ局主催で盛大に挙行された。 舞台のスクリーンに映し出されたデジタル時計が時を刻み、地震発生の14時28分を示すと同時に画面は地震の惨状を15秒間だけ映し出した。それが終わると英雄少年を称える“我不哭”(=私は泣かない)という曲の演奏が始まり、英雄少年たちが舞台に登場し、ある者は片腕を失くし、ある者は車椅子であったが、「私は泣かない。英雄は困難に負けない。手を取り合って前進しよう」と声高らかに合唱し、地震で右腕を失くした8歳の少女・王彬が“現在開始”(=これから開始します)と宣言して式典は始まった。

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