スポンサーリンク |
【ロンドン市場】米雇用統計とトリシェ総裁の会見はポジション調整の ...
- 記事詳細
-
3日のロンドン市場は米雇用統計やトリシェ総裁の会見を控えた段階では、
ドル円が堅調に推移。
ポンドは弱い経済指標を受けて軟化したが、 ユーロドルは東京市場からほぼ横ばいで推移。
米雇用統計ではNFP、失業率ともに市場予想並でサプライズはなかったが、 米国が明日から3連休となることもあり、ドル買い戻しの動きとなった。
このほか、トリシェ総裁は追加利上げに関してコメントを出さず、 タカ派色は薄かった。
◆ドル円、円売りで水準切り上げ ドル円は105.91レベルから106.40レベルまでドル高・円安推移。
特に材料は出ていないものの、ユーロ円がイベント前のポジション調整から 水準を切り上げ、ドル円を押し上げた。
◆クロス円ではユーロ円が堅調、その他もしっかり クロス円ではユーロ円が168.12レベルから169円台まで円安推移。
その他のクロス円もドル円が堅調に推移したことで、しっかりとした 値動きだった。
◆ポンドは売り優勢、英サービス業PMIは2001年10月以来の低水準 ポンドドルは1.9882レベルから1.9839レベルまで、 ユーロポンドは0.7986レベルから0.8000レベルまでポンド安推移。
英サービス業PMIは2001年10月以来となり、昨日の英建設業PMIに 続いて景況感の悪化傾向を示す内容だった。
◆ECBは予想どおり0.25%利上げ ユーロドルは1.5864レベルから1.5903レベルまでしっかりと推移。
イベントを控えて売買は乏しかったが、原油価格が145ドル台まで上昇し ドル売り・ユーロ買いを誘った。
ECBは予想どおり0.25%利上げを発表したが、特に反応は無かった。
◆NY原油、145ドル台へ上昇、最高値更新 NY原油先物は時間外取引で最高値を更新した。
ただ、米雇用統計やトリシェ総裁の会見を控えてドル安の反応は ほとんど見られなかった。
◆米雇用統計は市場予想並、トリシェ総裁のタカ派色薄い 注目された米雇用統計はNFP、失業率ともにほぼ市場予想並みとなった。
同時に発表された新規失業保険申請件数が上ブレし40万件超と なったことのほうが目を引いた。
ただ、発表後は買い戻し中心にドル高の反応。
ドル円は瞬間的に106円を割れた後、107.00付近までドル高・円安推移。
ユーロドルはトリシェ総裁のタカ派色が薄かったこともあり、 1.5900付近から1.57台前半まで急落した。
明日から米国が3連休となるため、ポジション調整の側面が強かった。

スポンサーリンク |