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【ロンドン市場】原油反落でドル高推移も弱いADPで帳消し
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2日のロンドン市場は原油価格の反落を背景にドル高推移。
ポンドは英建設企業の資金調達行き詰まりをきっかけに 住宅市場の先行き懸念が強まった。
ただ、ADP雇用者数の結果を受けてドル売り・株安となった。
◆ドル円、ストップ絡めて106.73レベルまで上昇 ドル円は105.86レベルから106.73レベルまで円安・ドル高推移。
ユーロ円が堅調に推移しドル円をサポートしたほか、 原油価格が伸び悩んだことでドル買いの動きも強まった。
◆英建設株や英小売株の急落で、先行き懸念強まる ポンドドルは1.9968レベルから1.9844レベルまで、 ユーロポンドは0.7920レベルから0.7968レベルまで ポンド安推移。
資金繰りの悪化していた英建設業のテーラー・ウィンピーの 資金調達が行き詰ったと報道されてたほか、 英小売り大手マークス・アンド・スペンサーが発表した 第1四半期の既存店売上高が前年比5.3%減となったことも 英景気の先行き不安を強めた。
◆ユーロドル、1.58台中盤で再度はじき返される ユーロドルは明日のECB理事会を控えて、トリシェECB総裁の会見で タカ派色が維持されるとの見方から一時1.5847レベルまで上昇した。
ユーロポンドの上昇もサポートだった。
ただ、原油価格が上げ幅を消すとドルが買い戻され、1.5776レベルまで 反落。
昨日の海外市場に続き1.58台中盤ではじき返される展開となった。
◆クロス円 ポンド円を除き堅調に推移 クロス円はドル円の上昇を受けて概ね堅調に推移。
ただ、ポンドドルが軟調だったため、ポンド円は頭が抑えられた。
ユーロ円は167.50レベルから168.42レベルまで 豪ドル円は101.64レベルから102.32レベルまで上昇した。
◆ADP雇用者数は予想以上に悪化、ドル売りの反応 ADP雇用者数は7万9000人の減少となり、市場予想の2万人減よりも悪化した。
この結果を受けてドル円は106.13レベルまで、ユーロドルは 1.5853レベルまでドル安の動き。
このほか、反発していた米株価先物も上げ幅を削った。

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