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米6月ISM製造業PMI、5カ月ぶりに50上回る=一方、インフレ懸念は急伸
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【2008年7月2日(水)】 − 前日発表された6月の米ISM(サプライマネジメント協会)製造業PMI(購買部景気指数)は、4月の48.6、5月の49.6から50.2に改善、1月以来5カ月ぶりに好不況の判断の分かれ目となる50を上回った。
ISMによると、全体のPMI指数の49は、GDP伸び率が+2%相当するが、今回、50を上回ったことは、GDP伸び率が約+3%に等しいとして、無視できない数字だと強調している。
しかし、景況感が改善したとはいえ、水準的にはまだ低く、一方で、インフレ懸念を示すサブ指数の支払価格(インプット価格)指数が約29年ぶりの高水準になったことから、エコノミストは、米国経済がスタグフレーション(景気後退にもかかわらず、インフレ率が上昇する状態)になる可能性があると懸念している。

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