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高速鉄道建設は特権階級の蓄財の方便か(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 2011年7月23日の夜8時30分頃、浙江省温州市で発生した“高速鉄道”(略称:“高鉄”)の衝突脱線事故は、死者40人、重軽傷者192人を出す中国鉄道史上に残る大惨事であった。この事故を中国では発生した路線“甬台温鉄路”<注1>にちなんで“2011年甬台温鉄路列車追尾事故(“追尾”=「追突」)”と呼ぶ。この事故の発生は中国政府“鉄道部”の主張する「中国の独自技術」による中国版新幹線の安全神話を根底から覆した。この結果、国民の厳しい批判にさらされた鉄道部は2カ月間にわたる全国鉄道網の安全点検の実施を余儀なくされた。 <注1>“甬台温鉄路”とは“甬(寧波)”、“台(台州)”、“温(温州)”を結ぶ路線。

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