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「米朝蜜月時代」は来るのか。共通の脅威、中国が接着剤に(早読み 深読み 朝鮮半島)
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- 2月29日発表の「米朝合意」により、両国が急速に関係を深める可能性が出てきた。米国も北朝鮮も台頭する中国という共通の脅威に直面したからだ。米国は昨年末、ミャンマーとも突然の和解劇を演じている(「次は北朝鮮に触手?米国、中国包囲網作りへ」参照)。 食糧で核開発の中断を“買う” 今回の合意をひとことで言えば「北朝鮮が核・ミサイルの開発を一時停止する代わりに、米国は食糧を供給する」という取引である(骨子参照)。また、この取引を突破口に「北が核兵器を完全に放棄すれば、米朝間の国交を正常化する」ことを合意は暗示する。 米朝合意の骨子(米国側発表による) 北朝鮮は長距離弾道ミサイルの発射と核実験、ウラン濃縮活動を含む寧辺での核関連活動を一時停止する(moratorium) 北朝鮮は寧辺のウラン濃縮活動などに対するIAEAの査察を受け入れる 米国と北朝鮮は24万トンの栄養剤提供を含む食糧支援実施に向け実務協議する もっとも、この合意に対しては米国の交渉当事者の中にも慎重な見方がある。

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