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中国の次の景気刺激策(坂田亮太郎のチャイナ★スナップ)
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- 中国の高度成長期も終わりか。国際通貨基金(IMF)が2月6日に発表した世界経済見通しを見て、そう感じた人も多いのではないか。IMFは2012年における中国のGDP(国内総生産)成長率を8.2%と予測した。これは2011年9月時点の見通しより0.8%下方修正した値であり、2011年の実績(9.2%)からは1.0%も低い。 IMFはさらに欧州の債務危機が最悪の事態を迎えた場合には、中国の成長率は4%台にまで下落する恐れがあるとも警告した。 この数値自体、驚くべきものではない。中国政府はもとより2012年の目標成長率を7%台としている。これまで農村部の余剰労働力を吸収するには8%以上の経済成長が必要とされてきたが、一人っ子政策の影響で若年労働者数は既に減少に転じている。

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