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ダボスの楽観は嵐の前触れ(時事深層)
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- 今年の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)は、楽観ムードに包まれていた。だが、エリートたちが共有した “ダボス・コンセンサス”は、あまり当てにはならない。欧州にある世界経済の「時限爆弾」の処理は遅れ、低成長が長期化する恐れもある。 「ダボス・コンセンサス」。毎年、スイスの雪山で政財界のエリートたちが共有する世界経済の見方をそう呼ぶとしたら、今年のそれは「楽観」だ。 1月25日から5日間、スイスのダボスで世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が開催された。サブプライムローン問題が顕在化してから4年半が過ぎたが、世界経済は今もユーロ危機に揺れ続けている。それでも、米シティグループのビクラム・パンディットCEO(最高経営責任者)が、「前向きな政策が数多く実施され、市場心理は改善した」と発言したように、楽観ムードが会場を覆った。

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