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国家資本主義に“羨望”を感じる欧米CEO(田村耕太郎の「経世済民見聞録」)
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- 今年のダボス会議のテーマの1つが「国家資本主義の将来」だった。新興国を中心に、国営企業のプレゼンスが増している。資源エネルギー、メディア、金融、インフラ開発など幅広い業種において、その資金力と戦略的意思決定の速さを武器に世界を席巻しつつある。 一方、ガバナンスやコンプライアンスでがんじがらめにされた先進国の大企業は、決断が遅れがち。大胆さも失いつつある。透明性の向上、四半期ごとの厳しい業績のチェック執行役と取締役の分離などに意を払いすぎるあまり、主体的な経営ができずにいるいる。 今の時代に求められる経営形態はどちらであろうか? 民主的なガバナンスに欠けるものの、国家のオーナーシップの下で続く成長か? それとも、短期利益を追う株主にとってこの上なく民主的で透明な意志決定だろうか? 巨大な資金力と迅速な意思決定で世界を席巻する国営企業 資源エネルギー業界において、国家資本主義はけた違いに大きな影響力を持っている。

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