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欧州債務問題の教訓〜低金利の間に財政再建を(ニュースを斬る)
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- ギリシャの債務危機を解決する策が実行されないまま、欧州債務危機は深刻さを増している。大手格付機関は1月に、ユーロ圏9カ国が発行する国債の格付を引き下げた。続けて、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の格付も引き下げた。 これにより、欧州各国が2011年から議論してきた債務問題に対する総合対策の実効性が低下する懸念が高まっている。財政危機国に対する支援スキームは、見直しを余儀なくされるだろう。また、各国は財政緊縮を強めざるを得なくなる。世界経済のさらなる減速が懸念される。 金融市場において、投資家のリスク回避指向が強まっている。リスクフリー資産に投資されるグローバルマネーの一部は、米国債のみならず日本国債にも向かっている。

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