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世界が悩む「リーダーシップ不在」(震えるマーケット)
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- 世界の主要な株価指数が上昇を続けている。ダウ工業株30種平均は昨年7月の高値水準にまで回復し、東証株価指数(TOPIX)は1月23日の取引で5日続伸。信用不安の呪縛が解けていないはずの欧州でも上げ下げを繰り返しながら株価水準は切り上がってきている。特に東京市場は昨年末から1日の売買代金が連日1兆円を割り込むという極端な薄商いから脱しつつあることも市場関係者を強気にしており、欧州発の不安心理のもとで不思議なユーフォリア(陶酔感)すら漂い始めた。 背景にあるのは、欧州の金融政策だ。「昨年末に欧州中央銀行(ECB)が打ち出した3年物資金の供給が思いのほか大きな効果を上げている。イタリアやスペインの国債入札が無難に終わっているのは、そのため」(大手証券ストラテジスト)という。

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