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【ロンドン市場】原油価格、最高値を塗り替えリスク回避の動き
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30日のロンドン市場は円高推移。
原油価格が堅調に推移する中、リスク回避の動きが強まり、 ドル円は6月9日以来に104円台まで下落した。
◆ドル円、一時104円台へ下落 ドル円は105.85レベルから104.97レベルまで円高・ドル安推移。
原油価格の上昇を背景にリスク回避の動きが強まる中、 円買いの動きが強まった。
ただ、中国の温家宝首相のドル安けん制 発言が伝わると、105円台中盤まで切り返した。
このほか、104.80-105.00水準では外準絡みの円売り・ドル買いの 噂も出ていた。
◆先週からのリスク回避の動きが継続 ユーロ円は167.18レベル、ポンド円は211.04レベルから 209.39レベルまで円高推移。
原油高を受けて株式市場が軟化したため、 円買いの動きが出た。
ただ、ドル円が下げ渋るとクロス円も下げ一服となった。
◆ユーロドル、レンジ上限抜けず押し戻される ユーロドルは1.5835レベルまで上昇後、1.5738レベルまで反落。
ユーロ圏消費者物価指数概算速報値は事前予想を上回ったものの、 各国の数字から強めの結果が予想されていた中、結果に対する反応は 限定的だった。
その後マクロ系ファンドのユーロ売りが入ったとの 観測があったほか、温家宝首相が国営テレビで「米国にドルの安定を求める」 と発言したことから、ユーロ安・ドル高が優勢となった。
◆ポンド 英住宅ローン承認件数、さらに悪化 ポンドドルは1.9965レベルまで上昇後、1.9890レベルまで反落。
原油高を背景にドル売り圧力が強かった一方で、英住宅ローン承認件数の 減少傾向が続いたこともあり、序盤はもみ合いの様相が強かった。
その後、温家宝首相でややドル高の動きとなった。

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