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電気料金値上げに困惑の声
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- 東京電力が企業向け電気料金の値上げを発表したことについて、群馬県内の半導体加工メーカーの経営者からは、困惑の声が上がっています。群馬県高崎市にある半導体加工メーカーでは、電光掲示板などで使われるLEDランプの材料となる半導体の加工を24時間態勢で行っています。また、自社の技術を生かして、室内で野菜を栽培するプラントも開発し、おととしから販売を始めるなど新たな事業も展開しています。この会社では、年間およそ5000万円の電気代がかかっていますが、この値上げでは、およそ15%料金が上がり、年間およそ600万円の経費が増加する見込みだということです。滝沢啓社長は「今回の値上げで、電気の使用量を減らすしかないと考えていますが、生産を減らすわけにはいかず、値上げ分を価格に転嫁することもできません」と困惑した様子で話していました。また、この会社から出荷される半導体の7割が海外の新興国向けで、滝沢社長は「海外メーカーと競合している部分もあるため、電気料金の値上げとなれば、円高の問題と二重の足かせとなる。東京電力は、安易に値上げするのではなく、これ以上できないくらい合理化を進めたうえで、値上げについて説明すべきではないか」と憤りの声を上げていました。
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